「オオズワイガニ」の特徴とは?

「オオズワイガニ」の学名は「バルダイ種」

ズワイガニの中でもあまり知られていない「オオズワニガニ」は、ロシアやアメリカから輸入されている、別名「バルダイ種」と呼ばれるています。

(「バルダイ種」というのは学名です。正式には「キオノエケテエス バルタイ」といいます)。

カナダの太平洋側にあるブリティッシュコロンビア沖で採集された標本がもとで、その種が認められましたが、それは実は遡ると1924年のことです。

それから数十年たった1980年代に入ってからは北海道に出没するようになります。

これはオホーツクなのですが、日本ではここでしか実は生息していません。

これは実際は北海道に大量に発生した「オオズワイガニ」です。 凡そ1983年ごろから取られるようになりました。

漁獲が始まった最初のころには100トン台だったのですが、1986年には2300トン、結局はその一年後にはトータルで1400トンも多くとれるようになりました。

従来のものより深海(800〜2000メートル)に生息しています。

生息域はだいたい北海道以北です。カムチャッカ半島東側や、ベーリング海のアメリカ側などでよくとれます。

取ることができるのは、オスだけですが、ここではやはり、基本的にメスは漁獲が禁止されています。

「オオズワイガニ」は、噴火湾や苫小牧にかけての太平洋沿岸域でも取られはじめました。

これが刺し網などにかかってしまうので、これはあまり歓迎されなかったようです。

1997年からはTAC制度が適用されました。

刺し網、かごなどによって漁獲される73トンは知事許可枠としています。

沖合底引き網によるオホーツクでの漁獲量1492トンは大臣許可枠として、規則で許容漁獲量が決められました。

そして現状では国内流通が少なく、従来のものと比べると、珍しい品種ではあります。

大きさは「オリピオ種」よりもかなり大型ですが、脚が若干太くて短く、これは甲の長さが15センチ前後になるほどにあります。

「オオズワイガニ」は、漢字で書くと「大頭矮蟹」です。

頭、つまり甲羅のところが足よりも小さいのがその由来です。

市場では「オオ」をつけずにただの「ズワイガニ」と通常は呼んでいるようです。

一見したところでは「これがオオズワイガニ」とはっきりと見分けることは、一般人には見た目の理解は到底、難しいです

オオズワイガニ料理、美味しい食べ方

シンプルな料理で楽しめる、オオズワイガニ

味はというと、コクがあって蟹本来の味が味わえる濃厚さがあります。繊維が太いのでもっちりしていて、とても歯ごたえがありますが、熱を通しても大味になりません。

食べ方は、茹でたり蒸したり焼いたり味噌汁に入れたりと、簡単に調理するものでも十分美味しいですが、さっぱりと刺身にしてもおつですし、アツアツの鍋ものにしてもいけます。

しゃぶしゃぶもおすすめですのでぜひお試しになってみてください。

ちょっと変わったところでは鍋も美味しいです。

これは基本的には鍋の中に食材も入れないし、調味料も入れないシンプルな料理ですが、好みで白菜を入れる場合もあるようです。

つまり、純粋な出汁だけで煮て、ポン酢などに付けていただくんですね。しかし鍋のお楽しみはこれだけでは終わりません。

あらかたの身を食べ終わったら鍋の中にご飯とネギを入れ、最後に卵をとき入れて、塩や醤油で味付けします。

これで雑炊の完成です。出汁がよく染みて、とっても美味な雑炊を堪能できます。

料理するときに気をつけたいのが解凍方法で冷蔵庫の中で自然解凍させるのがベストです。

キッチンペーパーや新聞紙でくるんでトレーの上に置いた冷凍のもの(腹を上に、つまり甲羅を下にしてトレーに置く。みそが流出してしまわないためです)を冷蔵庫に入れて自然解凍させます。

ちなみにオオズワイガニは生を冷凍させたものより、新鮮な獲れたてのものを職人さんの手で茹でたあとに冷凍されたもののほうが美味に感じられるそうです。

こういった下ごしらえも丁寧にやって、オオズワイガニの最高のコンディションの味を堪能し楽しみましょう。